Sleipnir2 フォルダ構成 †
Sleipnir2 のフォルダ構成が分かりにくいという意見が多いため、まとめてみました。
現在の記載情報は Sleipnir 2.6.1 (build.2601400) のものです。
主にデフォルトの状態を記載しています。
古いSleipnirから上書きインストールしている場合や
別途インストールしたプラグインやスキンがある場合は、
ここでの記載と異なるかもしれません。
バージョンによっては当てはまらない部分もあります。ご注意ください。
間違いがありましたら修正をお願いします。
- ◇Sleipnir 最新バージョン
- 2.xx
- 公式配布版の最新バージョンは 2.9.6 正式版 (build.2906400) です。 (2010/10/25リリース)
- テスト版の最新バージョンは 2.9.6 test3 (build.2906403) です。 (2011/03/29リリース)
- Sleipnir Gecko Preview Ver.(2.x.x testx + GeckoViewer, Geckoが既定のブラウザエンジン)の最新版は Sleipnir Gecko Preview Ver. (build.2906423) です。 (2011/3/29リリース)
- 3.xx (開発途上人柱版)
- Alphaバージョンの最新版は Sleipnir 3 Alpha (Design Preview) (Number.3000101) です。 (2008/10/31リリース)
- betaバージョンの最新版は Sleipnir 3 beta です。 (2010/12/02リリース)
- betaバージョン テスト版の最新版は Sleipnir 3 beta test 13 です。 (2011/04/01リリース)
Sleipnir のインストールフォルダ †
Sleipnir のインストールフォルダのルートです。
便宜的にここでは <app_dir> と称します。
Sleipnir の実行ファイル類が含まれています。
便宜的にここでは <bin_dir> と称します。
- AutoUpdate.exe
- 詳細: 不明。自動アップデート機能用の実行ファイル?
- FeedbackAgent.exe
- 詳細: build.2402110 以降。フィードバック(強制終了した際に詳細情報を Fenrir 社に送信する機能)用の実行ファイル
- atl71.dll
- 詳細: ATL7.1 を使用するためのコンポーネント DLL
- 必須コンポーネント
- システムに存在している場合は <bin_dir> にある必要はなし
- HeadlineLib.bpl
- 詳細: 不明
- 初期状態では存在しない
- 「Headline-Reader Plugin」用のライブラリと思われる
- FenrirLib.fx
- 詳細: 不明
- 必須コンポーネント
- Sleipnir がプラグインなどをロードするために使用していると思われる(情報なし)
- GdiPlus.dll
- ImporterLib.fx
- mfc71.dll
- 詳細: MFC7.1 ランタイム DLL
- 必須コンポーネント
- システムに存在している場合は <bin_dir> にある必要はなし
- mfc71u.dll
- 詳細: MFC7.1 ランタイム DLL
- 必須コンポーネント
- システムに存在している場合は <bin_dir> にある必要はなし
- msvcp71.dll
- 詳細: MS-VC++7.1 ランタイム DLL
- 必須コンポーネント
- システムに存在している場合は <bin_dir> にある必要はなし
- msvcr71.dll
- 詳細: MS-VC++7.1 ランタイム DLL
- 必須コンポーネント
- システムに存在している場合は <bin_dir> にある必要はなし
- Restart.exe
- rtl100.bpl
- 詳細: Borland Package Library
- Sleipnir.apid
- Sleipnir.exe
- 詳細: Sleipnir 実行ファイル
- 必須コンポーネント
- Sleipnir を起動するのに必須
- アップデート時は必ず完全に終了する必要あり
- Sleipnir.MultiInstance
- 詳細: 多重起動可能フラグ
- 多重起動を許可すると自動で作成される
- 手動で空のファイルを作成したりしても有効になる
- 複数起動を許可しない場合はファイルを削除すれば OK
- Sleipnir.Property
- SleipnirSpeedLauncher.exe
- 詳細: Sleipnir Speed Launcher, Sleipnir.exe をメモリにロードして実効時間の体感速度を上げる
- 特に使用しなければ必要なし
- アップデート時は必ず完全に終了する必要あり
- sqlite3.dll
- Su.exe
- vcl100.bpl
- 詳細: Borland Package Library
- 初期状態では存在しない
- 「Headline-Reader Plugin」をインストールすると追加される
- vclx100.bpl
- 詳細: Borland Package Library
- 初期状態では存在しない
- 「Headline-Reader Plugin」をインストールすると追加される
アドレスバー拡張メニュー用のスクリプトを納めるフォルダです。
具体的な使用法については「各部の名称と使い方|アドレスバー拡張メニュー」
「Tips|アドレスバー拡張メニューの編集」をご覧下さい。
まぎらわしいですが、お気に入り内のブックマークレットとは関係ありません。
使用許諾書や Readme ファイルなどが含まれています。
Sleipnirを利用する前に、ひと通り読んでおくことをお勧めします。
特に、WindowsVistaをご利用の方は「ForVista.txt」に目を通しておいてください。
他のOSから移行する際の注意点が記されています。
Sleipnir のプラグインが含まれています。
Sleipnir の動作に影響しますのでこのフォルダは極力、いじらない方がいいでしょう。
- action
- bookmark
- browser
- Sleipnirのビュー(Webページを表示する部分)に関するプラグイン
- dock
- Dock(タブバー、ページ検索バー、アウトプット等。ツールバーとステータスバーの間に表示される機能)に関するプラグイン
- dynfolder
- 動的に内容が変化するフォルダ(RSSダイナミックフォルダ)に関するプラグイン
- extension
- Sleipnir に組み込む全般的な拡張機能のプラグイン
- importer
- menu
- panel
- エクスプローラバー内で表示される機能(パネル)に関するプラグイン
- spx
- statusbar
- toolbar
以下のフォルダは初期状態では存在しません。特定のプラグインを追加すると作成、使用されます。
- scripts
- UserAction Extensionをインストールすると作成される
- UserActionスクリプト(Sleipnir組み込みスクリプト)を使用したい場合は、スクリプトファイルをここに入れる
- scripts\embedded
- Hawkeye等をインストールすると作成される
- 特定プラグイン用のSleipnir組み込みスクリプトが置かれる
- seahorse
- SeaHorseをインストールすると作成される
- SeaHorseスクリプトを使用したい場合は、SeaHorseスクリプト(~.user.js)をここに入れる
「prefs.ini」と「plugins.ini」が設置されるフォルダです。どちらも、Sleipnir全般の設定に関わるファイルです。
- prefs.ini
- デフォルトで使用する言語, style, skin が記録されています(参考:Tips|プロファイル設定ファイル)。ここの設定は初回起動時、及び設定が指定されていないときのデフォルトです。設定ファイル(user.ini)で指定されている場合はそちらの方が優先されます。
- plugins.ini
- Sleipnirのプラグイン構成が記録されています。詳細は「Overrideとplugins.ini」をご覧下さい。
各種リソースファイルが含まれているフォルダです。
言語リソースが納められています。
メニューやダイアログなど、メッセージ類のリソースです。
スキンを構成するファイル、フォルダが納められています。
詳細は「スキン」「スキンの作成」をご覧下さい。
音声ファイルが納められています。
wav ファイルを用意することで以下の音を変更できます。
無音の wav ファイルに差し替える、またはファイルを削除すると、音を消すこともできます。
- PageBlocked.wav
- ページブロックが動作したときの音
- PopupBlocked.wav
- ポップアップブロックが動作したときの音
Sleipnir用の1.xx互換スクリプト(WSHスクリプト)が納められています。
拡張子「.js」「.vbs」のファイルをここに入れると、メニューバーの「スクリプト」から利用できます。
スクリプトについての詳細は「スクリプト」をご覧下さい。
フォルダ名の先頭が「$」になっているフォルダは、メニューバーの「スクリプト」に表示されません。
以下のフォルダには特別な役割があります。
- $AdvancedPageSearchBar
- ページ検索バーの「拡張スクリプトを実行」ボタンから使用するスクリプトを納めるフォルダです。
- $OnDoubleClick
- アウトプットDockをダブルクリックした場合に呼び出されるスクリプトを納めるフォルダです。このフォルダ内のスクリプトは、他のスクリプトから呼び出される形で使用されます。
設定ファイルが保存されます。
便宜的にここでは <set_dir> と称します。
<set_dir>は設定やOSなどによって位置が変化します。
参考:FAQ|Q. Sleipnir 2.xx の設定やお気に入りはどこに保存されていますか?
- <set_dir> 直下 †
- <ユーザー名>
- デフォルトでは Windows のログインユーザー名のフォルダが設定フォルダとして作成、使用されます。
- All Users
- <bin_dir>\Sleipnir.Property で「MultiUser=0」とした場合の設定です。全ユーザーで共通設定を使用するようにした場合に設定フォルダとして作成、使用されます。
- AppData 以下 †
<set_dir> 内で実際に各ユーザーごとの設定が保存されているフォルダを、
便宜的にここでは <ini_dir> と称します。
各ユーザーごとの設定が保存されているフォルダです。
「Favorite.ffv」が置かれている場所です。
※これは簡易的な紹介です。各フォルダ、ファイルの詳細説明は「フォルダ構成/ini_dir」をご覧下さい。
※下記の[~] はフォルダを意味します。
- [backup]
古いお気に入り、お気に入りグループが自動的にバックアップされているフォルダです。
- Central.ini
不明ですが、自動更新機能に関わるもののようです。
- Favorite.ffv
「お気に入り」が記録されているファイルです。
- Favorite.ffv.bak
お気に入りのバックアップです。自動的に作られます。
- FavoriteGroup.ffg
「お気に入りグループ」が記録されているファイルです。
- Script.ini
スクリプト用の設定ファイルです。初期状態では存在しません。使用したスクリプトによって作成される場合があります。
- [caches]
一時的なデータが置かれるフォルダです。ほとんどのファイルは不要なら削除しても問題ありません。
- LastSession.ffg
お気に入りグループの「前回終了時の状態」が記録されているファイルです。
- SelectedSource.html
アクション「選択部分のソースを表示」を実行すると作成、使用されます。
- [bookmark_search]
お気に入り検索結果の表示用HTMLファイルが作成されるフォルダです。
- [favicon]
Faviconのキャッシュが蓄積されるフォルダです。
- [history]
Sleipnir独自の「履歴」が保存されるフォルダです。IEやWindowsでの履歴とは別です。
- [recently_history]
「最近閉じたページ」の記録が保存されるフォルダです。
- [shortcuts]
インターネットショートカットが作成されるフォルダです。タブをSleipnir外へドラッグした場合などに利用されることがあります。
- [database]
スクリプト等でデータベース機能を使用した場合に利用されるフォルダです。
- [headlinereader]
「Headline-Reader Plugin」をインストールすると作成されます。「Headline-Reader Plugin」の登録内容等が保存されるフォルダです。
- [setting]
Sleipnirオプション等の設定が保存されるフォルダです。
- Rssbar.ini、Rssbar.opml、Rssbar.opml.backup
「RSSバー」の設定ファイルです。
- user.ini
Sleipnirオプション等の設定が保存されるファイルです(参考:Tips|ユーザー別設定ファイル)。
- [Override]
「メニューエディタ」の編集結果など、メニュー関連のカスタマイズ結果が保存されるフォルダです。詳細は「Overrideとplugins.ini」をご覧下さい。
- [RssTemp]
「RSSバー」の動作に利用されるフォルダです。
- [styles]
ツールバーやDockの配置が記録されるフォルダです。
SmartInstaller(スマートインストーラー)機能に関するフォルダです。
Fenrir公式のプラグインやスキンをインストールする際に利用されます。
またインストールの完了後も、プラグインマネージャやスキンマネージャで使用されます。
ユーザーが横槍を加えるとトラブルの元になります。極力、いじらない方がいいでしょう。
スタイル、デザインを規定したファイルが含まれています。
通常、ユーザーが編集を加える必要はありません。
参考:用語辞典|スタイル,用語辞典|デザイン
CSS ファイルを入れておくと、メニューバーの「表示|スタイルシート」にてそのスタイルシートを選択できるようになります。