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用語辞典 †

Sleipnir ならびにタブブラウザ全般の用語辞典です。

  1. 足りない用語は追記してください
  2. 誤りがあったら修正してください
  3. 関係ない用語は削除してください


凡例 †

見出し語 【見出し語の読み】[品詞](注記) †

見出し語
本文中で解説する語です。表記ゆれのある語は基本的にSleipnir 2.xx上のそれに従っています。
【見出し語の読み】
見出し語の一般的と思われる読みです。複数ある場合はスラッシュで区切って併記してあります。
[品詞]
見出し語の品詞及び活用です。
(注記)
限定的な用語であれば使用される範囲を、多義語であればその旨を示しています。

[記号],0-9 †

.exe 【えぐぜ】[名] †

Windows上で実行可能なプログラムに付けられる拡張子。

.ffg 【えふ・えふ・じー】[名] †

Sleipnir 2.xxでのお気に入りグループを表すファイル拡張子。Sleipnir 1.xxとの互換性はない。バイナリファイル。
Sleipnir 2.41正式版現在、「お気に入りグループ」を記録した「FavoriteGroup.ffg」と、「前回終了時の状態」を記録した「LastSession.ffg」がある。

.ffv 【えふ・えふ・ぶい】[名] †

Sleipnir 2.xxでのお気に入りを表すファイル拡張子。Sleipnir 1.xxとの互換性はない。バイナリファイル。

.fx 【えふ・えっくす】[名] †

Sleipnir 2.xx のプラグインの拡張子。
実態は DLL であるが、ウイルス対策ソフトの影響で読み込みに時間がかかるのを避けるため、拡張子を .dll ではなく .fx としている。

.js 【じぇい・えす】[名] †

スクリプト言語の JavaScript または JScript で記述されたスクリプトファイルの拡張子。

.sfv 【えす・えふ・ぶい】[名] †

Sleipnir 1.xxでのお気に入りファイルを表すファイル拡張子。Sleipnir 2.xxとの互換性はないが、メニューバーの「ファイル → お気に入り/設定のインポート」からインポートすることができる。バイナリファイル。

.spx 【えす・ぴー・えっくす】[名] †

Sleipnir 1.xx用プラグインの拡張子。
このプラグインを Sleipnir 2.xx で使用することも可能である。

参考ページ:旧プラグインの活用OtherPluginTips|旧 Sleipnir用のパネルプラグインを使用する

.vbs 【ぶい・びー・えす】[名] †

スクリプト言語のひとつ、VBScriptで記述されたスクリプトファイルの拡張子。

1.xx 互換スクリプト 【いってんえっくすえっくす-ごかん-すくりぷと】[名] †

Sleipnir用スクリプト」に同じ。メニューバーの「スクリプト」から使用できるタイプのスクリプトのこと。

Sleipnir 1.xxの時点では「Sleipnir用スクリプト」と言えばこのタイプのスクリプトを指していた。

しかしSleipnir 2.xxの現在では「SeaHorse スクリプト」「UserAction スクリプト(Sleipnir 組み込みスクリプト)」も登場しスクリプトの種類が増えたため、単に「Sleipnir用スクリプト」と言ったのではどのスクリプトのことなのか不明確になってしまうおそれが生じた。

混乱を避けるべく、旧来の意味での「Sleipnir用スクリプト」を指す語としては現在「1.xx 互換スクリプト」または「WSH スクリプト」という呼称が用いられるようになってきている。

9x系 【きゅうじゅうえっくす-けい/きゅうえっくす-けい】[名] †

マイクロソフト社製のOSである「Microsoft Windows 95」と、その後続OSの総称。以下がその一覧。

  • Windows 95
  • Windows 98
  • Windows 98SE
  • Windows Me

ただし、Sleipnir 2.xxは「Windows 95」には非対応のため、Sleipnir 2.xxの文脈で「9x系」という言葉が出てきたときは、通常は「Windows 95」を除いた残りの三つを指す。また、Graniは9x系には対応していない。

関連:NT系

A-Z †

A|B|C|D|E|F|G|H|I|J|K|L|M|N|O|P|Q|R|S|T|U|V|W|X|Y|Z

ActiveX 【あくてぃぶ・えっくす】[名](IE) †

マイクロソフト社のインターネット関連技術の総称の事だが、ここではActiveXコントロールの事を指す。
ActiveXコントロールとは、Internet Explorerの機能拡張の為のソフトウェア部品の事で、代表的な物ではAdobe Flash Playerなどがある。

ActiveXコントロールで利便性を向上させる事が出来る一方、悪意のあるActiveXコントロールによってセキュリティ上の問題が発生する可能性もある。そのため、Sleipnir 2.xx ではActiveXのダウンロードがデフォルトでOFFになっている。

Administrator権限 【あどみにすとれーたー-けんげん】[名](Windows) †

管理者権限とも言う。
NT系のWindowsで、一切の制限が無くOSの全てのファイルにアクセスしたり設定変更が可能な権限。
具体的には、ソフトウェアのインストールやシステムファイルの書き換え・削除などが行える。

Amazonアソシエイト・プログラム 【あまぞん-あそしえいと・ぷろぐらむ】[名] †

Amazonが運営する成功報酬型広告(アフィリエイト・プログラム)。

アフィリエイト・プログラムとは、ウェブサイト運営者が自分のサイトに電子商取引サイト(Amazonなど)の広告を設置し、そこを経由して商品を購入すると、売り上げの一部から広告料が支払われるというもの。

Sleipnir 2.xxでは、検索バーのAmazon検索にこのアフィリエイトが組み込まれている(ただし、Amazonアソシエイトの規約では運営者自身のサイトにAmazonへの各種リンクを設けることのみが認められており、検索結果をアフィリエイト化する手法の是非は未確認である)。

ちなみに、無料のブラウザ(FirefoxやOperaなど)や検索エンジン(Googleなど)でも同様の方法により収入を得ているものもある。

アフィリエイトには基本的にデメリットはないが、

  1. 電子商取引サイトにとって、広告費がかかるため収益が悪化する
  2. ウェブサイト閲覧者にとって、広告を見せられることを不快に感じる人がいない訳ではない
  3. ウェブサイト運営者にとって、2項の理由によりイメージダウンに繋がる恐れがある

という点を指摘する声も一部にはある。

参考:Amazon:アソシエイト・プログラムへようこそ

BOM 【ぼむ】[名] †

Byte Order Markの略。Unicodeテキストファイルの先頭に付加されるデータで、Unicodeのバイトオーダー(エンディアン)を指定するために用いている。

UTF-8 ではバイトオーダーが無関係であるため本来は BOM を付加する必要は無いのだが、 Windows のメモ帳等では UTF-8 でも BOM を付加する仕様になっている。
BOM 付き UTF-8 ではリソースを正常に読み込めない場合があるので、リソースを編集する際にはこの点に注意する必要がある。

CSS 【しー・えす・えす】[名] †

Cascading Style Sheetsの略。スタイルシートのサブセットのひとつ。

Sleipnirにおけるスタイルシートとは厳密に言えばこのCSSの事を指している。スタイルシートは概念を示す言葉に過ぎず、その実装のひとつがCSSである。
では何故スタイルシートと呼称しているかと言うと、Internet ExplorerがCSSをスタイルシートと呼称しておりSleipnirはそれを踏襲している為と思われる。

CUI 【しー・ゆー・あい】[名] †

キャラクタベースユーザーインターフェース(Character-based User Interface)の略

キャラクタとは和訳すると文字のことであるが、その名の通り文字による情報表示とキーボードによって操作するユーザーインターフェース。 代表的なのが、ファイル名を指定して実行>「cmd」と入力して表示されるコマンドプロンプトである。 Sleipnirでも設定ファイルの直接編集などが該当する。 間違いなく初心者向きでなく、ある程度慣れた人向けのユーザーインターフェースだがコンピュータが得意な処理方法であり、高速で精度の高い操作を行うことが出来る。

トラブルがあったときにお世話になることが多いので日頃からキーボードには慣れておいたほうが良い。 SleipnirでもCUIを扱えるか否かがソフトの再インストールや設定の初期化をすることになるかどうかの境目になることが多い。

default 【でふぉると】[名] †

英語。コンピュータ用語では「初期状態」の意。初期設定や初期値のこと。
なおSleipnir 2.xxではリソースの不足ファイルを「default」フォルダから自動的に補う仕組みになっている。

DLL 【でぃー・える・える】[名] †

Dynamic Link Libraryの略。
ソフトウェアの部品となるソフトウェアのこと。

関連用語:プラグイン.fx

Dock 【どっく】[名] †

拡張可能な領域のひとつ。

ビュー(ドキュメント領域)の上下左右にプラグインを配置できる。
現在、以下の表示部がDockに分類されている。

<インストールフォルダ>\stylesの*.iniの[Dock]以下にプラグインを記述して拡張する。 プラグインの順番を変えることでエクスプローラバーの上までタブを表示可能。

ドック(dock)=船を埠頭につける、ドッキングさせるという意味から、このようなコントロールを Dock と呼ぶ。

【関連】

FAQ 【えふ・えー・きゅー/ふぁく】[名] &dagger;

Frequently Asked Questions の略語で、「頻繁に尋ねられる質問」の意。

多くの人から同じような質問をされたのち、そのような質問に対する答えをまとめて用意しておき、以後の回答の代わりとしてすることがある。このQ&amp;A集のことをFAQという。また、実際に質問される前に、頻出が予想される質問を想定して予め回答を用意しておく場合もある。

多くの場合テキストファイルや静的な HTML ページで提供されるが、Wiki や掲示板などで FAQ を作成した場合、質問場所と思われて単なる質問を投稿されてしまう場合があるので、書き込み権限を適切に制限しておく必要がある。

発音はえふ・えー・きゅー/ふぁくが一般的であるが、他にも人好き好きな読み方をされてしまうことがある。

Favicon 【ふぁびこん】[名] &dagger;

Favorite icon の略。「お気に入りアイコン」とも言う。

IEではページをお気に入りに追加した際にアイテムの横のアイコンにページ独自のものをサイト側で指定できる。
Sleipnir 2.xx でもお気に入りのアイコンに加え、アドレスバーやタブのアイコンがこの機能に一部対応している。

Favorites Editor 【ふぇいばりっつ-えでぃたー】[名] &dagger;

Sleipnir専用のお気に入り編集ツール。Sleipnir 1.xxでは別プログラムだったが、2.xxでは本体のビュー部分に起動する。メニューバーの「お気に入り」より「お気に入りの整理」を選ぶことで表示される。

Fenrir Extensions Center 【ふぇんりる・えくすてんしょんず・せんたー】[名] &dagger;

Sleipnir公式サイトのひとつ。スキンやプラグインといった拡張機能が公開されていた。
2007年4月のリニューアルにより、Sleipnir公式ページの一部へと再編成された。

公開されていた各種スキンやプラグインは、引き続きSleipnir公式サイトでダウンロード可能。

http://extensions.tabbrowser.jp/

Fenrir Open Quality Control 【ふぇんりる-おーぷん-くおりてぃ-こんとろーる】[名] &dagger;

フェンリル公式サイトのひとつ。略称「Fenrir Open QC」、「QC」。

フェンリル製品のバグトラッキングシステム(BTS)。製品の開発、品質向上に役立てるため、不具合の情報を整理し管理する。当Wikiのバグトラッキングテスト版バグトラッキングに替わるものとして立ち上げられた。

会員制となっており、一般ユーザーもアカウント(無料)を取得することで閲覧できる。

http://public.fenrir.co.jp/qc/

Fenrir User Community 【ふぇんりる-ゆーざー-こみゅにてぃ】[名] &dagger;

フェンリル株式会社が開設した、Sleipnirユーザーのための公式コミュニティサイト。要望、お知らせ、雑談など多数のフォーラムが設置されている。

会員制のため、発言や投票にはFenrir User Communityに会員登録(無料)をする必要があるが、閲覧だけなら非会員でも可能。

http://community.tabbrowser.jp/

Gecko 【げっこー/げっこ】[名] &dagger;

Mozilla Foundation(モジラ財団)が提供するオープンソースのレンダリングエンジンの事。主にFirefoxなどのMozilla製品に使用されている。
レンダリングエンジンはGeckoの他に、IEコンポーネント、Operaエンジンなどがある。

Google キャッシュ 【ぐーぐる-きゃっしゅ】[名] &dagger;

検索エンジンのGoogleが収集したWebページのコピーのこと。

Internet Archiveと同様の使い方が出来るが、こちらは検索の副次的なサービスに過ぎず、古いキャッシュは残していない。
サーバーダウンなどでアクセスが困難な時に使用すると良いだろう。

関連用語:キャッシュ
関連ページ:各部の名称と使い方/アドレスバー拡張メニュー

Grani 【ぐらに】[名] &dagger;

Sleipnir を超初心者向けに初期設定したブラウザ。
故に、中身は Sleipnir と同じ。
あくまでも『タブブラウザを初めて使う人向け』であり、『Sleipnir 軽量版』ではないので、Sleipnir を使用している人が Grani を使用する利点は無い。

名称の由来は北欧神話で Sleipnir の子孫(といわれる) Grani から。

Grep 【ぐれっぷ】[名] &dagger;

一般的には、正規表現で指定した文字列を検索・抽出するUNIXのgrepコマンド(ed の g/RE/p=Global Regular Expression Print に由来する)や、同様の機能を指す。

SleipnirにはGrepと称される機能があるが、これは一般的な意味でのgrepとは全く関係がなく、検索・抽出のための機能ではあるものの正規表現は指定できない。ただし、スクリプトからはスクリプトエンジンの持つ正規表現の機能を使うことができる。

GUI 【じー・ゆー・あい/ぐーい】[名] &dagger;

グラフィカルユーザーインターフェース(Graphical User Interface)の略

エンドユーザー(特別な知識を持っていない人)でも混乱・誤操作無しにソフトを操作を出来るように作られた、直感的に理解できる視覚的なユーザーインターフェースのこと。

GUIに対してCUIというのもある。

具体的には、ボタンや設定ダイアログがGUIであり、設定ファイルの直接編集はCUIである。

Headline-Reader Plugin 【へっどらいん-りーだー-ぷらぐいん】[名] &dagger;

略称「HLR」。Sleipnir 2.xx用プラグインのひとつ。SleipnirにRSSリーダーの機能を付加するプラグイン。Sleipnir のドック、パネル(エクスプローラバー)、ビューを利用して動作する。特定の語を含む情報をリストアップする「検索フォルダ」、対象ページ上のリンクを解析することでRSSではないページの更新も察知する「HTML抽出機能」など、多彩な機能を持つ。

フェンリル株式会社の製品で、同社の大倉氏が開発を担当。

Sleipnir 本体には含まれていないため、Fenrir Extensions Center からインストールする必要がある。Grani には最初からインストールされている。

参考ページ:Headline-Reader Pluginの解説と設定

HTML 【えいち・てぃー・えむ・える】[名] &dagger;

HyperText Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略。ウェブページを記述するためのマークアップ言語。

HTML の最も重要な機能の一つに、他の文書やファイルへのリンクを記述できるということが挙げられる。インターネットが爆発的に普及した理由の一つでもある。

HTML を XML の文法で定義し直した XHTML という派生言語もある。

IDN 【あい・でぃー・えぬ】[名] &dagger;

Internationalized Domain Name の略。国際化ドメイン名のこと。

IE コンポーネント 【あい・いー-こんぽーねんと】[名] &dagger;

マイクロソフト社製の Web ブラウザ、 Internet Explorer(IE) のレンダリングエンジンを外部のソフトウェアからでも利用可能な形にしたソフトウェア部品の事。

正しくは Trident という名称だが Windows システムには WebBrowserControl(Microsoft Web Browser) として登録されている*1。日本においてはこの名はあまり知られておらず、単にIE コンポーネントまたは IE エンジンなどと呼ばれている。

COM コンポーネント(ActiveX コントロール)の一種で、 COM 経由で実装する。
他のレンダリングエンジンが xx エンジンと呼ばれるのに IE コンポーネントだけコンポーネントとなっているのは COM コンポーネントだからである。

Gecko エンジンを IE コンポーネントと互換を持たせた方法で COM 経由により実装できるようにした Mozilla ActiveX Control というものもある。
Mozilla ActiveX Control は Gecko の機能を完全に利用できず、いろいろ問題も多いが IE コンポーネントブラウザが Gecko エンジンにも対応する際にすごく楽なためしばしば使用される。
Sleipnir ではレンダリングエンジンに IE コンポーネントのほか、Mozilla ActiveX Control を使用して Gecko エンジンも使用可能である。

Internet Explorer 【いんたーねっと・えくすぷろーらー】[名] &dagger;

通称「IE」。Micorosoft社製のウェブブラウザ。レンダリングエンジンに同社のTridentを使用している。機能的にはややシンプル。

WindowsではOSの一部として初めからインストールされている。そのせいもあって利用者は非常に多い。扱いやすい反面、カスタマイズ性に乏しい、セキュリティホールを狙われやすいなどの欠点も持つ。

関連用語:IE コンポーネントインターネットオプション

Internet Archive 【いんたーねっと・あーかいぶ】[名] &dagger;

世界中のWebページを収集、保存しているWebサイト。
閉鎖されてしまったWebサイトでも、Internet Archiveで検索すれば発見できる可能性がある。

関連用語:キャッシュ
関連ページ:各部の名称と使い方/アドレスバー拡張メニュー

Java 【じゃば】[名] &dagger;

Sun Microsystems 社が開発したプログラミング言語の事。単に Java と言った場合、言語そのものではなく Java アプレットとその動作環境を指すことも多い。
Javaアプレットとは、Javaでプログラミングされたミニソフトの事で、HTMLファイルなどと同様にWebサーバー上に置かれ、それをWebブラウザ上に読み込んで実行している。

Javaアプレットで高度なアニメーションや双方向性のあるWebページを製作する事が出来るが、前者はMacromedia Flashが、後者はCGIなどが広く使用されており、Javaアプレットを見かける事はあまり無い。

JavaScript 【じゃばすくりぷと】[名] &dagger;

Webブラウザ上で動作するスクリプト言語の一種。

動的なページ(DHTML)を作ることができるが、過度な画面書き換えやブラウザクラッシャーに使用されるといったデメリットもあり、必要なとき以外はオフにしている人も少なくない。

名前が似ているが Java とは別の言語である。初心者はしばしば JavaScript と Java を混同するので注意が必要である。

jigブラウザ 【じぐ-ぶらうざ】[名] &dagger;

株式会社jig.jpが開発した、携帯電話用のフルブラウザ。
Sleipnir 2.xx には、jigブラウザとお気に入りを共有する機能がある。

lipii リビングブラウザ 【りぴー-りびんぐ-ぶらうざ】[名] &dagger;

フェンリル社とクイックサン社が、Sleipnirをベースに共同開発した家電PC向けWebブラウザ。

ブラウザの各機能やWebページ内のリンクに番号を割り振ることで、数字入力のみのブラウジングを可能にしている。
数字の入力にはキーボードのほか、携帯電話、専用リモコンが利用できる。

MDI 【えむ・でぃー・あい】[名] &dagger;

Multiple Document Interface の略。
親ウィンドウの中に一個以上の子ウィンドウを表示し、それぞれの子ウィンドウごとに一個のドキュメントを表示する方式の UI のこと。

子ウィンドウは親ウィンドウのクライアント領域内に自由に配置することができ、複数のドキュメントを並べて同時に表示するなどといったことができる。

Microsoft 【まいくろそふと】[社名] &dagger;

ご存じ、Microsoft Windowsの開発元。
通称・MS、Microsoft 社そのものの他にMicrosoft社製製品などに習慣的に(意図的に)つけることがある。
独自仕様・独自実装が多いと評されていたが、近年では世界標準への準拠にも注力しているようである。

MFC 【えむ-えふ-しー】[名] &dagger;

Windowsアプリケーション開発用のクラスライブラリの一種で、Microsoftから提供されているMicrosoft Foundation Classのこと。

SleipnirはMFCを使って作られている。

Mozilla ActiveX Control 【もじら-あくてぃぶえっくす-こんとろーる】[名] &dagger;

Geckoを簡単にアプリケーションに組み込めるようにするため、IEコンポーネントと同じAPIを持たせたコントロールのこと。

Sleipnirではこのコントロールを用いてGeckoエンジンでの表示ができ、またSleipnir本体のインストール時に併せてMozilla ActiveX Controlもインストール出来るようになっている。

ただし、このコントロールの利用はあくまで仮対応であり、将来の目標としてGeckoエンジンを直接組み込むことが示唆されている。

現時点では仮対応ゆえにGeckoモードでは満足に動作しない(参考:未実装一覧 - ビュー|GeckoGeckoエンジン使用時の問題点)。 そのため今のところ、Geckoに対応していることを宣伝するための方便だったり、ブラウザエンジン切り替え機構の動作試験あるいはデモンストレーション的な意味合いが強い。

NT系 【えぬ・てぃー-けい】[名] &dagger;

マイクロソフト社製のOSである「Microsoft Windows NT」と、その後続OSの総称。以下がそのおおまかな一覧。

  • Windows NT
  • Windows 2000
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
  • Windows Vista

細かいエディションの違いも含めると実に様々なバージョンが存在するが、Sleipnir 2.xxが対応しているNT系は「Windows 2000」「Windows XP」「Windows Vista」(と、それらの各エディション)のみである。そのため、Sleipnir 2.xxの文脈で「NT系」という言葉が出てきた場合は通常これら三つを指す。

関連:9x系

Override 【おーばーらいど】[名] &dagger;

英語で無視する、くつがえす、優先する、という意味。

Sleipnir 2.xxでは規定のリソース(INIファイルや拡張子 .xml の独自形式リソースファイル)よりも、 Overrideフォルダ内の同名ファイルが優先して使用される。 この仕組みを活用することで、独自のカスタマイズを管理しやすくなる。

Portable Sleipnir 【ぽーたぶる-すれいぷにる】[名] &dagger;

USB メモリなどの携帯記録メディアで持ち運んで使用できるよう、特別な調整が行われている Sleipnir。Windows 98/98SE/Me/2000/XP に対応。無料で使用できる。

Favicon の取得、Gecko 表示といった機能が削除されており、実行ファイル・DLLプラグインを UPX で圧縮しファイル容量が低減されている。

各種設定ファイルやお気に入り等は通常版Sleipnir 2.xxと互換。自分の設定を移して「外出先用の機能限定版Sleipnir 2.xx」とすると良いだろう。

pota 【ぽーた】[名] &dagger;

Sleipnir公式サイトのひとつ。2007年4月より、SleipnirGrani向けのスタートページ(ブラウザ起動時に表示されるページ)として公開されている。

Googleの「パーソナライズドスタートページ」というサービスを利用して作られているため、表示項目のカスタマイズ等、機能をフルに用いるためにはGoogleのアカウントが必要となる。

http://partnerpage.google.com/pota-art.net

ReBar 【りばー】[名] &dagger;

ユーザーが表示位置を自由に変更する事が出来るコントロールのこと(ただしタイトルバーより下で、ビュー及び Dock より上に限られる)。CoolBar とも言う。

Sleipnir 2.xx では、

  • メニューバー
  • ウィンドウバー
  • 標準ツールバー
  • アドレスバー
  • 検索バー
  • リンクバー
  • RoboFormツールバー

これらがReBarに該当する。また、これらの総称としてReBarと呼ぶ場合がある。

RoboForm 【ろぼふぉーむ】[名] &dagger;

Sleipnir 2.xx にバンドルされているパスワードマネージャ。
30日の使用期限があるが、30日を過ぎても機能制限が付くだけでそのまま使用することができる。
地味にRoboFormにもアフェリエイトが存在する。

http://www.roboform.com/jp/

RSS 【あーる・えす・えす】[名] &dagger;

ウェブサイト内の更新情報などを配信するための規格。
RSS を使用することでウェブサイトにアクセスしなくても画一的な手段で更新された情報などを入手でき、興味のある記事を簡単にピックアップすることができる。

RSS を見るには RSS リーダーというツールを使う。

RSSリーダー 【あーる・えす・えす-りーだー】[名] &dagger;

RSS を読むためのツールで、専用のソフト、ブラウザに組み込むもの、サーバで読み込んだ RSS をウェブページとして普通のブラウザから閲覧できるオンラインサービスなどさまざまな形態がある。

Sleipnir 2.xx には、以下の RSS リーダーを組み込むことができる。それぞれに設計思想や使い勝手が異なるので、適したものを選ぶとよい。

  • RSSダイナミックフォルダ(RSS Dynamic Folder Plugin)
    RSS で配信された記事の見出しを、メニューバーやエクスプローラバーのお気に入りやリンクバーに直接表示する。通常のお気に入りと同じように開くことが出来る。
    標準で組み込まれている。
  • RSSバー for Sleipnir
    エクスプローラバーに表示される。Darksky氏製作のフリーソフトウェア。
    IE 用として開発された「RSSバー for Internet Explorer」を Sleipnir 1.xx 用にプラグイン化したもので、Sleipnir 2.xx ではブリッジプラグインを用いて標準で組み込まれている。
  • Headline-Reader Plugin
    エクスプローラバーと記事リスト、本文の3ペインで表示される。「HTML 抽出機能」により、RSS を配信しないサイトでも更新情報を見ることが可能。
    Headline-Reader の Sleipnir 2.xx 用プラグイン版。Fenrir Extensions Center からインストール出来る。
  • Headline-Ticker-Plugin
    いわゆる「ティッカー型」。記事の見出しを電光掲示板風に1件ずつ表示していく。
    ツールバー版とDock版がある。

もちろん上記のプラグイン型リーダーだけでなく、以下のようなオンラインサービス型を利用することも可能。

SDK 【えす・でぃー・けー】[名] &dagger;

Software Development Kit の略。一般には、特定のソフトウェアや ハードウェアなどに対応したアプリケーションを作成するための、 ライブラリやドキュメントを一まとめにしたものを言う。 DirectX SDK や Java 2 SDK などが有名。

Sleipnir においても、プラグインの開発を行う際に 専用の SDK が必要となるが、まだ公開されていない。

SeaHorse Extension 【しーほーす・えくすてんしょん】[名] &dagger;

Sleipnir 2.xx用のプラグイン。

このプラグインを使用すると、ページ読み込み完了時にスクリプトを自動実行できるようになる。主に表示前のソースを改変する目的で使われる。「ブックマークレットを自動実行してくれるもの」「Webページを受信側で勝手に書き換えられるようになるもの」と考えるとわかりよい。スクリプト次第で、「一部のフォントを変える」といった小規模な調整から、「異なるページを接合して1ページに表示する」といった大規模な改変まで可能になる。
ただし「スクリプト使用数が多いとSleipnirの動作が重くなる」「スクリプトの不具合により想定外の支障が起こりうる」といったリスクも発生する。セキュリティやモラルの問題もあり、使用に際してはある程度の見識が求められる。

SeaHorse Extensionで使用するスクリプトプログラムは「SeaHorseスクリプト」と呼ばれる。SeaHorseスクリプトは基本的に「JavaScriptとして記述」し「描画エンジンで動作」するものだが、目的によっては「Sleipnir組み込みスクリプトとして記述」し「SleipnirScriptで動作」させることもできる。

ちなみに「seahorse」とは英語で「海馬(タツノオトシゴ)」の意。

Sleipnir 【すれいぷにる/すれいぷにーる】[名] &dagger;

言わずと知れた上級者向け国産タブブラウザ。
詳しくは Sleipnir 2.xx 概要 を参照。
Sleipnir 1.xx は MS-VC++ 6.0 + MFC 6.0(4.2?), Sleipnir2 系は MS-VC++ .NET 2003(MS-VC++ 7.1) + MFC 7.1 をメインの開発環境にして作成されている。
名前の由来は北欧神話の八本足の神獣 Sleipnir から。
本来の Sleipnir の詳細は Wikipediaはてなキーワードなどを参照のこと。

Sleipnir.API 【すれいぷにる-えー・ぴー・あい】[名] &dagger;

Sleipnirの機能拡張プログラム(Sleipnir用スクリプトSleipnir組み込みスクリプト、Sleipnir用プラグイン)が利用できる、Sleipnir用の特殊な関数のこと。これを活用すると、Sleipnirの状態を調べたり、Sleipnirに指示を出したりできる。

Sleipnir 1.xx にも 2.xx にも組み込まれているが、両方のバージョンの併用はできず、どちらか片方のバージョンの Sleipnir.API しか呼び出せないようになっている。

「API」は「Application Programming Interface」の略。一般的なその概念や意図についてはWikipediaの記事等を参照されたい。

Sleipnir オプション 【すれいぷにる-おぷしょん】[名] &dagger;

Sleipnirの設定を行う画面。使用プラグインの設定項目がまとめられている。Sleipnirのスタイルによっては「プラグインオプション」と表示されている場合もある。

Sleipnir スクリプト 【すれいぷにる-すくりぷと】[名] &dagger;

Sleipnir専用の機能拡張スクリプト。Sleipnirの機能を拡張する方法のひとつ。比較的小~中規模の機能実現に適している。

「Sleipnir用スクリプト」「1.xx 互換スクリプト」「WSH スクリプト」とも言われる。SleipnirScriptとは別物なので注意。

Sleipnirの機能を拡張する方法としてはSleipnir用プラグインがあるが、Sleipnirスクリプトはプラグインよりも手軽に作成でき、かつ導入も容易である。またSleipnirスクリプトは、スクリプトがSleipnir本体と連携を行うための仕組み「Sleipnir.API」を活用できるため、ブックマークレットよりも緊密な機能を実現することができる。
スクリプトの作成言語には JScriptVBScript が使用可能。

Sleipnirスクリプトを利用するには、「Sleipnir オプション→クライアント→全般」の「スクリプトによるクライアントの操作を許可する」を有効にする必要がある。これによりメニューバーの「スクリプト」からSleipnirスクリプトを実行できるようになる。

関連用語:Windows Script Host
関連ページ(Wiki内):スクリプトスクリプトの開発
関連サイト(外部):Sleipnir Unofficial Script~ Page

Sleipnir 組み込みスクリプト 【すれいぷにる-くみこみ-すくりぷと】[名] &dagger;

スクリプト実行環境「SleipnirScript」上で実行されるSleipnir用スクリプト。Sleipnirの機能を拡張することができる。
メニューバーの「スクリプト」から使用するSleipnirスクリプトとは別物なので注意。
スクリプトの作成、実行にあたっては以下のような特徴がある。

  • Sleipnir.APIを使用できる(レジストリへの登録と Sleipnir オプションの設定が必要)。
  • Sleipnirに搭載されているデータベースエンジン「SQL」を使用できる。
  • 作成言語にはJScriptVB スクリプトが使用可能。
  • スクリプトの実行は、Sleipnir 2.xxに独自に実装されているスクリプト実行環境「SleipnirScript」で行われる。 wscript.exe は利用しないため、従来のSleipnir スクリプトと互換性が無い。

つまり「機能拡張スクリプト」全般のことではなく、その中でも「SleipnirScriptという実行エンジン上で動作するスクリプト」のこと。具体的には、

以上が「Sleipnir組み込みスクリプト」である。

SleipnirScript 【すれいぷにる-すくりぷと】[名] &dagger;

Sleipnirに独自に実装されている、スクリプト実行環境。 「Sleipnir 組み込みスクリプト」を実行できる機構。 実行エンジンにWindows Script Host(WSH)を使用した従来の方式と異なり、高速かつ安全にスクリプトを実行できるとされている。

広義には、実行対象である「Sleipnir 組み込みスクリプト」そのものを指すこともある。技術的な話題では混同に注意。

SmartInstaller 【すまーと-いんすとーらー】[名] &dagger;

Sleipnir 2.xxが持つ機能のひとつ。
オンラインでスキンやプラグインをインストールできる仕組み。2.40ベータ版より実装された。主に「Fenrir Extensions Center」で使用する。

SmartSearch 【すまーと-さーち】[名] &dagger;

Sleipnir 2.40 正式版から追加された機能。ページビューにあるテキストを選択すると選択範囲の左下に虫眼鏡アイコンが表示される。そこからSmartSearch専用メニューを呼び出し、選択内容を手早く特定のアクションにかけることができるというもの。

「テキスト選択→メニュー選択→アクション」という一連の動作を、小範囲のマウスカーソル移動とマウス左クリックのみで行える。

SmartSearchのメニューは「SmartSearchPopup.xml」でカスタマイズが可能。

SSL 【えす・えす・える】[名] &dagger;

Secure Socket Layer の略。通信内容を暗号化して送受信する仕組みのこと。

例えば通販などを利用する際、名前や住所などの個人情報を入力して送信する必要があるが、これを暗号化することで通信内容の閲覧を防ぎ安全にやり取りをすることが出来る。

SSLを利用するにはWebサイト側がSSLに対応している必要があり、対応している場合は自動的に使用される。
現在のページがSSLに対応しているかを確認するにはステータスバーにSSLのアイコンが表示されているか、もしくはアドレスバーURLが「https://~」となっていればそのページはSSLに対応している。

Tips 【ちっぷす】[名] &dagger;

ソフトウェアを使用する上でのヒントやテクニック、裏ワザのこと。

Trident 【とらいでんと】[名] &dagger;

IE が使っているレンダリング(レイアウト)エンジンのこと。
俗に言う IE エンジン(IE コンポーネント)のことだが、正式名称は Trident である。

UA 【ゆー・えー】[名] &dagger;

User Agent の略。

UI 【ゆー・あい】[名] &dagger;

User Interface の略。ユーザーインターフェース を参照のこと。

Unicode 【ゆにこーど】[名] &dagger;

コンピュータで扱える全ての文字を一つの文字コードで表現しようという規格・文字コードの名称。
主に東アジア文字(CJKV)と半角英数字(ASCII/ANSI 文字)をひとまとめにしようという構想。
しかし、当初の仕様が2バイトで表現しようとしており、日本などの当事者からは明らかに不足になることが目に見えていたためあまり乗り気でなかった。
現在では仕様が拡張されており、4バイト利用できるようになっている。
エンコード方式としては

などがある。
MS-Windows では主に Windows NT 系で利用できる。
Windows 9x 系では OS ベースでは対応していない。
Sleipnir2 では全面的に Unicode を使用するためにリソース類は UTF-8 で記述している。

URI 【ゆー・あーる・あい】[名] &dagger;

Uniform Resource Identifier の略。
意味的には URL よりも範囲が広いが、専門的でないかぎり URL と同義と捉えても問題ない。
詳細は以下のサイトを参考のこと。

URI アクション 【ゆーあーるあい-あくしょん】[名] &dagger;

Sleipnir 2.xxが持つ機能のひとつ。あるURIを、自動的に普段とは違う方法で開いてくれる機能。
特定のURIのみセキュリティを自動変更する、PDFファイルはIEで開かせる、圧縮ファイルのURIはダウンローダーに渡す、など、広範な使用法が考えられる。「URI アクションマネージャ」にて対象URIを登録すると動作する。
ページブロック」が「特定ページを開かない」ためのものであるのに対し、こちらは「特定URIを他の方法で開く」ことを主眼にしている。

URL 【ゆー・あーる・える】[名] &dagger;

Uniform Resource Locator の略。
インターネット上で、サイトなどの"モノ"を特定するためのアドレス。 代表的な URL は、 http, ftp, mailto, file などで始まる文字列がある。 URI の一部(大部分)をより具体的に仕様化したもの。名称としては URI よりも一般的に多用される。
詳細は以下のサイトをご覧下さい。

UserAction Extension 【ゆーざー-あくしょん・えくすてんしょん】[名] &dagger;

Sleipnir 2.xx用のプラグイン。このプラグインを使用すると、Sleipnir組み込みスクリプトアクションとして扱えるようになる。例えば、スクリプトをキーボードショートカットマウスジェスチャから実行できるようになる。

メニューバーの「スクリプト → スクリプトの整理」とはスクリプトファイルの設置場所が違うので注意すること。

参考ページ(Wiki内):

参考ページ(外部サイト):

User Agent 【ゆーざー・えーじぇんと】[名] &dagger;

Webブラウザが Web サーバーに送信する情報のひとつ。 UA と略される。
使用している Web ブラウザ、OSの種類やバージョンを表している。
正確にはクライアントとほぼ同義語であり、 Web ブラウザ(HTTP/Web クライアント)以外にもメーラ(メールクライアント)のことも User Agent ということがある。
必ず必須というわけではないようだがネットワーククライアント(User Agent)はヘッダなどで自身の名称を名乗ることが礼儀になっている。

User 権限 【ゆーざー-けんげん】[名](Windows) &dagger;

NT系のWindowsで、利用できるシステムの機能が制限された権限。
具体的には、ソフトウェアのインストールやシステムファイルの書き換え・削除などのOSの基幹部分の変更が制限される。

UTF-8 【ゆーてぃーえふ-えいと】[名] &dagger;

Unicode のエンコード方式の一つ。
主にファイルのやりとりに使用されるエンコード。
BOM なしのものを特に UTF-8N と呼ぶ。
(区別しない場合もある)
Windows NT 系ではメモ帳からも保存できるが BOM 付きでしか保存できない。

Visual C++ 【びじゅある-しー-ぷらすぷらす/しー-ぷらぷら】[名] &dagger;

正式名称・ Microsoft Visual C++, 通称 VC++ または MS-VC++(VC/MS-VC)。
Microsoft の開発環境ブランド(Visual Studio シリーズ)の C/C++ 開発環境及び処理系・シリーズ名。
MS-Windows との親和性が高いことで有名。
Sleipnir は VC++ と MFC の環境で作成されている。

WB 【だぶりゅー・びー】[名] &dagger;

Weekly Build の略。

Weekly Build 【うぃーくりー-びるど】[名] &dagger;

一般的には、開発中のソフトウェアで毎週定期的にリリースされるバージョンのこと。

参考:@IT:ビルドの位置付けとリリースの順序

Sleipnir においては、一般的な意味とは異なり、Sleipnir ユーザー参加開発フォーラムで作業の区切りの良いときに不定期にリリースされていたバージョンを指す(現在は廃止)。 オープンソース文化などから言葉だけを借りてきたもの。

Windows 【うぃんどうず】[名] &dagger;

マイクロソフト社が開発・販売している OS で、正式名称は Microsoft Windows Operation System。省略して Win、MS-Win などとも呼ばれる。

16ビット環境の Windows 3.1、32ビット環境の Windows 95、98、98SE、Me(9x系)や Windows NT、2000、XP、2003、Vista(NT系)など、多数の製品がある。XP、2003、Vista では64ビット環境版もある。 なお、16ビット環境を Win16、32ビット環境を Win32、64ビット環境を Win64 という。

より詳細は Wikipedia などを参照。

Sleipnir は Win32 にのみ対応しているが、WOW64 という仕組みにより Win64 上でも動作する。

Windows Script Host 【うぃんどうず-すくりぷと-ほすと】[名] &dagger;

略称「WSH」。Windows上でスクリプトプログラム~.js~.vbs等)を実行できる仕組み。最近のWindows PCには標準で搭載されている。手軽に使えるが、ファイル削除、レジストリの書き換えなども行えるため、WSHで実行されるスクリプトは実行ファイル(~.exe等)と同等の危険性も持つ。

Sleipnirの「メニューバー → スクリプト」で動作させるスクリプト(Sleipnirスクリプト)はこのWSH上で動作している(Sleipnir組み込みスクリプトとは別物なので注意)。

XML 【えっくす・えむ・える】[名] &dagger;

一般的には、W3C によって勧告された拡張可能なマーク付け言語 Extensible Markup Language(eXtensible~ は間違い)のことを指す。

Sleipnir では一部のリソースが .xml という拡張子のファイルで記述されているが、これは一般的な意味での XML ではなく、フェンリル社によって制定された独自仕様・速度重視のデータ形式である。構造は一見 XML に見えるが、異なる部分があるため XML 用のツールは使えない。

Sleipnir の .xml ファイルはテキストエディタで編集できるため、多少の知識があればカスタマイズすることができる。

参考:XMLリソースファイル

ア行 &dagger;

アクション 【あくしょん】[名] &dagger;

「action」。Sleipnirのいち動作。例えば、現在のページを読み込み直すアクションは「更新」。

アクション名 【あくしょん-めい】[名] &dagger;

Sleipnirの機能項目(アクション)についているコードネーム。例えば、アクション「最後に閉じたページを開く」のアクション名は「PopRecentlyHistory」。アクション名が規定されていないアクションはマウスジェスチャなどで使用できない。

関連用語:UserAction Extension

アクセラレータキー 【あくせられーた-きー】[名] &dagger;

メニューの項目やダイアログなどのボタンに設定されている、特定のキーを押すことでマウスを使わなくても容易にアイテムを選択したりボタンを押したりするためのもの(キーバインド)。

広義には[Ctrl]+[C](コピー)のようなキーボードショートカットも含まれる。また、上記にあるメニュー内でのキーバインドもキーボードショートカットと呼ぶこともある。

どちらが正しいというわけでもなく、ショートカットキーキーボードショートカットは一般的な用語で、アクセラレータキーはより専門的な用語である。

アクティブ 【あくてぃぶ】[形動] &dagger;

  1. 操作対象であるさま。例:アクティブなウィンドウ。
  2. 操作対象にすること。例:左隣のタブをアクティブにする。

関連用語:フォーカス

アドバンスド検索バー 【あどばんすど・けんさく・ばー】[名] &dagger;

Sleipnir 2.00 以降に搭載された検索バーのこと。

この名称はアドバンスドページ検索バーと紛らわしく、 実際 Fenrir Developer Team ですら間違えるほどだったため、 Sleipnir 2.45 以降では「検索バー」に改められた。

アドバンスドページ検索バー 【あどばんすど・ぺーじ・けんさく・ばー】[名] &dagger;

Sleipnir 2.00 以降に搭載された、表示したページの内容を検索するための Dock

この名称はアドバンスド検索バーと紛らわしく、 実際 Fenrir Developer Team ですら間違えるほどだったため、 Sleipnir 2.45 以降では「ページ検索バー」に改められた。

アドレスバー拡張メニュー 【あどれすばー-かくちょう-めにゅー】[名] &dagger;

アドレスバーの移動ボタンの右端の▼をクリックするか、Ctrl+↓キーを押すと表示されるメニュー。アクティブなウィンドウに対して JavaScript を実行したり、アドレスバーに入力した URL に対してアプリケーションを起動したりできる。

インターネット一時ファイル 【いんたーねっといちじふぁいる】[名] &dagger;

InternetExplorer(Trident)が、過去に閲覧したページを自動的に保存したもの。

IEは「ダウンロードしようとしているファイル」が「一時ファイル」よりも新しくなければ、そのファイルのダウンロードを行わない。ブラウザが回線を効率的に利用するための仕組み。

関連用語:キャッシュ

インターネットオプション 【いんたーねっと-おぷしょん】[名] &dagger;

Windows用語。「インターネットのプロパティ」とも言われる。
IE(Internet Explorer)の設定を行う画面。キャッシュ、セキュリティ、プロクシ、表示、UIなど、設定内容は多岐にわたる。SleipnirはIEコンポーネントブラウザなので、ここでの設定から影響を受ける。

インポート 【いんぽーと】[名] &dagger;

「import」。原義は「輸入」。
他ソフトの設定を読み込み、今ソフトに適用すること。
どのようなソフトのどのような設定がインポートできるかは、今ソフト側の対応による。Sleipnir 2.xxは、Sleipnir 1.66、IE、Firefox、Operaなどからお気に入りをインポートすることができる。

なお、逆に今ソフトから他のソフトウェアへ設定を送り出す場合には「エクスポート」という方法を用いる。

エクスプローラバー 【えくすぷろーら-ばー】[名] &dagger;

お気に入りパネルやウィンドウ一覧パネルなどの、「パネルプラグイン」を表示するDock

関連:フローティング表示

エクスプローラバータブ 【えくすぷろーら-ばー-たぶ】[名] &dagger;

エクスプローラバーの左または右に表示される部分。エクスプローラバーの内容(パネル)を切り替える際に用いる。またエクスプローラバータブには「サイドバー」という特殊な役割を持たせることもできる。

参考情報:FAQ|Q. エクスプローラバータブを消したい

エクスポート 【えくすぽーと】[名] &dagger;

「export」。原義は「輸出」。
今ソフトの設定を、他のソフトに適用すること。もしくは、他のソフトがインポートを行いやすいよう、今ソフトの設定を特定形式で出力すること。
Sleipnir 2.xxはIEへお気に入りをエクスポートすることができる。

エンコード 【えんこーど】[名・サ変他] &dagger;

文字をある文字コードに基づいて数列に符号化すること。逆の手順はデコードと呼ばれる。

文字コードの種類は多様でありHTMLファイルがどの文字コードでエンコードされているかはMETAタグ等から自動で判断するが、判断に誤りがあれば文字化けが発生する。その場合はユーザーが文字コードを指定することで解消出来る。

オートコンプリート 【おーと-こんぷりーと】[名] &dagger;

アドレスバーやフォームなどにおける入力支援機能のこと。

例えばアドレスバーで URL を入力する際、入力した文字列と一致する URL が履歴にある場合、それらをリストアップする機能である。 入力したい URL がリスト内に存在するなら、それを選択すれば入力作業は完了する。つまり、URL を全て入力する必要が無いわけである。

お気に入り 【おきにいり】[名] &dagger;

ブックマークと同義。Webページのアドレスを専用のメニューに登録、整理できる機能。メニューから登録項目を選ぶことで、過去に登録したページを開くことができる。

Sleipnir 2.xxのお気に入りには、RSSも登録できる(RSSダイナミックフォルダ機能)。また、各お気に入り項目には「どのようなセキュリティ設定で開くか」といった「個別設定」が記録できる。

関連用語:.ffv

お気に入りグループ 【おきにいり-ぐるーぷ】[名] &dagger;

複数のページを一項目として登録できるお気に入り機能。登録した複数のページを一度に開くことができる。同時に開くページの組み合わせが決まっている場合に便利な機能。

現在の全タブ状態を記録しておく場合にも使われる。このことから、他のブラウザでは「スナップショット」と呼ばれることもある。

なおSleipnirのお気に入りグループ機能には、ブラウザ起動時に開くページを指定する「スタートアップ」、前回終了時のタブ状態を記録した「前回終了時の状態」という、特殊な役割も含まれている。

関連用語:.ffg

落ちる 【お-ちる】[タ上一自] &dagger;

ユーザーが意図せず(バグなどによって)ソフトが終了すること。
一般に、ソフトウェアの不具合の中では致命的なものとして分類される。

関連用語:固まる

オフライン作業 【おふらいん-さぎょう】[名] &dagger;

オフライン時にWebページを閲覧すること。または、そのための機能のこと。
オフライン作業中はPC内に保存されたキャッシュファイルのみを利用して動作する。

なお、オンライン時にオフライン作業に切り替えてもインターネットへの接続は維持されたままであるため、従量制であれば料金が発生し続けるので注意が必要。

オンライン 【おんらいん】[名] &dagger;

回線が開かれており、通信可能になっている状態のこと。
逆に、通信不能な状態のことは「オフライン」という。

カ行 &dagger;

カスタム検索ボタン 【かすたむ-けんさく-ぼたん】[名] &dagger;

Sleipnirの検索バーに、特定の検索エンジンで検索するためのボタンを配置できる機能。またこの機能で配置されたボタンのこと。

固まる 【かた-まる】[ラ五自] &dagger;

ソフトが反応しなくなること。フリーズハングアップ

落ちる場合よりも固まる方が厄介で、この現象が発生すると、思うように操作が出来なくなり下手な操作をすると悪化する場合があるので注意するべきである。特に、初心者は慌てて適当にキーを叩くこともあるが逆効果である。

基本的に、固まった場合はCtrl+Alt+Delで表示させる画面から対処する。

最悪なのはOSごと固まった場合で、手動で電源を切る羽目になることも多く比較的高い確率で後遺症が残る。(動作が不安定になるなど)

一般に、パソコンに無茶なことをさせようとしなければ固まることはほとんど無い。

起動処理 【きどう-しょり】[名] &dagger;

Sleipnirオプションで使用されている用語

Sleipnir起動時に自動で行われる処理のことを指す。

キャッシュ 【きゃっしゅ】[名] &dagger;

「cash(現金)」ではなく「cache(貯蔵庫)」。
一時的に保持されているデータのこと。以下の略称である場合が多い。

  1. ディスクキャッシュ、メモリキャッシュなど
    (コンピュータが動作を高めるための仕組み)
  2. キャッシュファイル
    (ソフトウェアが動作を効率化するために一時的に作成するファイル)
  3. インターネット一時ファイル
    (ダウンロードしたファイルをローカルに蓄積したもの。Webブラウザが使用する)
  4. ネット上にあるファイルのコピー
    Google キャッシュInternet Archiveなど)

インターネット関連では、 3 または 4 を指す場合が多い。

クイックタブ 【くいっくたぶ】[名](IE) &dagger;

IE7 から搭載された『各タブのサムネイルを一覧表示し、そこから表示するタブを選択できる』機能。
同機能は Sleipnir にも「サムネイルタブ」という名で搭載されている。

ググる 【ぐぐ-る】[ラ五自](2ch) &dagger;

Googleで検索すること。
転じて調べるという意味で使われることもある。

2ちゃんねるで常用的に使われるが、日本のネット界では広く普及していて至る所で見受けられる。
だが、友人同士での使用などに留めて、真面目な場所では使わないほうがいいだろう。

なお、なぜGoogleなのかというとGoogleが最もメジャーな検索エンジンの一つであり、ググるという語感も良い為だろう。

クッキー 【くっきー】[名] &dagger;

Cookie。Webサイトがサイト閲覧者の端末に一時的な情報を保存する仕組み。ログイン情報や検索履歴などを記録しておき、再閲覧時の利便性を助けるために用いられる。

閲覧者のアクセスを詳細に分析するためなど、その他の用途にも用いられることがある。クッキーを作成したサイトではないサイトが盗み読もうとする場合もあり、管理には注意が必要。

Sleipnirでは、メニューバーの「セキュリティ」から簡単に許可レベルを変更できる。

クライアント 【くらいあんと】[名] &dagger;

あるサービスを受ける立場の側。またそのソフトウェアやハードウェア。
たとえば「Webクライアント」はWebブラウザのこと。「メールクライアント」はメーラー、メールソフトのこと。

Sleipnirオプションに登場する「クライアント」という語は、主にSleipnir自身のことを指している。

グループタブ 【ぐるーぷ-たぶ】[名] &dagger;

一部のタブブラウザが採用しているウィンドウ管理方式。親タブの下に子タブがあり、複数の親タブに子タブを振り分けることができる。 タブブラウザ「Sylera(しれら)」のレイヤータブ機能などがこれに当たる。

Sleipnirにグループタブの概念はないが、ウィンドウの親子管理自体は「エクスプローラバー」の「ウィンドウ一覧」にて可能。

検索バー 【けんさく・ばー】[名] &dagger;

検索サイトでの検索を行うためのツールバー。いちいち検索サイトを開かずに 検索結果を直接呼び出せるため、非常に便利なツールバーである。

大抵のブラウザに搭載されており、IE 用の Google ツールバー といったブラウザに後付けする方式の検索バーなどもある。

Sleipnir 2.00 では アドバンスド検索バーという名称で搭載されたが、 Sleipnir 2.45 以降では単に「検索バー」に改められた。

Sleipnir 2.xx の検索バーは、コンボボックスやリストボックスを表示させたり、 POST メソッドで検索できたりと、高機能なツールバーである。

検索エンジンは検索サイト名で選ぶのではなく、「何を検索するか」を 表に出すようになっており、標準ではフェンリル社が 提携している検索サイトが設定されている。設定により Sleipnir 1.xx 互換のメニュー表示に変えることも出来る。

国際化ドメイン名 【こくさいか-どめいん-めい】[名] &dagger;

「タブブラウザ.jp」や「総務省.jp」のように、英数字以外の文字を含んだドメイン名のこと。Internationalized Domain Name。
Sleipnir 2.00RC1で対応した。

国際化ドメイン名ではレジストリの運営ルールが甘いと、既存のドメイン名と見た目が似たドメイン名(例えば、paypal.com に見せかけた paypаl.com など)を他者が取得してフィッシング詐欺に悪用される恐れがある。

この問題の対処として、Sleipnir では国際化ドメイン名は Punycode に変換して表示する。しかしながら、正当な国際化ドメイン名であっても一律に Punycode で表示されるため、見ているサイトが本当のサイトかどうかを判断することが出来ないという弊害が生じる。

  • http://xn--wgv71a119e.jp/ という URL は「日本語.jp」の公式なサイトに見えるだろうか?

なお、国際化ドメイン名のアドレス偽装については、Sleipnir のやり方以外にもいろいろな対策方法がある。

コメント 【こめんと】[名] &dagger;

HTMLファイルに含まれる注釈のこと。
Webページ製作者の都合で使用されるもので、主にソースの見通しを良くする目的だったり、メモの代わりに使用する。

通常、レンダリングエンジンはコメント部分を無視するがSleipnir 2.xxはコメントを強制的に表示させることが出来る。

コンボボックス 【こんぼ-ぼっくす】[名] &dagger;

WindowsやMac OSなどの操作画面で、項目の入力や選択に使われる機能。
文字入力のための矩形領域(テキストボックス)と項目選択リスト(リストボックス)を組み合わせたもの。
テキストボックスに直接文字を入力することができるほかに、テキストボックスの右端のボタンを押すと選択可能な項目の一覧が表示され、
その中からひとつを選ぶことができる。
多くのWebブラウザのアドレス(URL)表示部分はコンボボックスになっており、アドレスを直接入力できるほか、
以前訪れたことのあるアドレスが選択できるようになっている。

サ行 &dagger;

サイドバー 【さいどばー】[名] &dagger;

クリックするだけでエクスプローラバーを開閉できる機能。およびその機能を持つ表示部分。エクスプローラバーを非表示にした時、ビューの横に細い縦線として表示される。

エクスプローラバータブの振る舞いのひとつとして提供され、詳細は「Sleipnirオプション|Dock|エクスプローラバー」にて設定する。

サムネイル 【さむねいる】[名] &dagger;

ちいさな見本表示のこと。特に、画像を一覧するためのものを言うことが多い。

サムネイルタブ 【さむねいるたぶ】[名] &dagger;

全てのウィンドウの表示内容をサムネイルで一覧表示する機能。
タブバーの端にある「サムネイルタブボタン」を押すことで使用できる。

other_-_tab_thumb.png

IE7 の「クイックタブ」に相当する。

シェブロン 【しぇぶろん】[名] &dagger;

メニューやツールバーにすべてのアイテムを表示しきれない時に表示されるマーク(>>)のこと。

これをクリックすることで表示しきれなかった残りのアイテムを表示することが出来る。

参考:山形袖章(chevron)

シフトロック 【しふと-ろっく】[名・サ変他] &dagger;

リンククリック時に全て新規ウィンドウで開く(Shiftキーが押されているかのようになる)機能。

Lunascape やぶら。といったタブブラウザで使用できるが、 Sleipnir には搭載されてない(過去に要望されたことはある)。

Sleipnir でも設定次第でナビゲーションロックを似た動作にすることが出来るが、 本来のナビゲーションロックが使えなくなる上、実際の動作にも差異がある。

関連:タブロックナビゲーションロック

ショートカット検索 【しょーとかっと-けんさく】[名] &dagger;

検索バーの入力欄冒頭に「ある文字」続けて「空白」を入力すると(検索バーで現在選択されている検索エンジンではない)特定の検索エンジンを指定できる機能。検索エンジンを検索エンジンメニューから探す手間が省ける。

初期状態では「Google(日本語)」に「g」、「Amazon」に「a」、「Google(ローカル)」に「ggl」などが設定されている。「Sleipnirオプション|検索|検索エンジンリスト」にて変更可能。

スキン 【すきん】[名] &dagger;

ソフトウェアの見た目を変更する機能、またはその機能で使用するファイル一式のこと。ソフトウェアの印象をがらりと変えることができる。

Sleipnir 1.xx と 2.xx ではスキン機能の仕様が異なるため、ファイルの互換性は無い。

スクリプト 【すくりぷと】[名] &dagger;

スクリプト言語と呼ばれるプログラミング言語で作成された一種のプログラムの事。

Sleipnirが扱うスクリプトは大きく分けて二種類ある。

ひとつはWebページの製作者が用意するスクリプトで、一般的には JavaScript が使われる。
主にWebページに動きを与える目的で使用されており、基本的にどのWebブラウザでも使用可能。HTMLファイル等とともにレンダリングエンジンに読み込まれ処理している。
レンダリングエンジンが処理をするという意味では、ブックマークレットもこちらに含まれる。

もうひとつはローカル(HDD上など)に置いたスクリプトファイル(拡張子 .js .vbs)をメニューバーなどから呼び出して使用するSleipnir専用のスクリプトであり、Sleipnir でスクリプトと言えば主にこちらの意味で使われることが多い。
こちらはレンダリングエンジンではなくWindows Script Host(WSH))が処理し、WebページはもとよりSleipnirやOSの制御が可能で、Sleipnir にさまざまな機能をユーザーが独自に追加することができる。
ただし、このSleipnir独自のスクリプト機能は高い柔軟性を持つ一方、悪意のあるスクリプトを作成することも可能なため、実行の際は注意を払う必要がある。
故に、入手元が信用できないスクリプトは使わない方が良い。

スクリプトエラー 【すくりぷと-えらー】[名](IE) &dagger;

ページ側に記述されているスクリプト (JScript、VBScript など)がエラーになったときに表示される警告ダイアログ。[いいえ]を選択すると一度ウィンドウを閉じないとスクリプトを実行できなくなる。

インターネットオプションで「スクリプトのデバッグを使用しない」のチェックを外すとデバッグエラーが表示されるようになる。 Sleipnir 2.xx では「セキュリティ|不要なダイアログを抑制」にチェックを入れることで非表示にできる。

スタイル 【すたいる】[名] &dagger;

Sleipnirの基礎機能・基礎外観一式をまとめたもの。使用するプラグイン(~.fx)とリソース(~.xml、~.ini)の組み合わせをスタイルと呼ぶ。

メニュー項目が多い「sleipnirスタイル」、すっきりした外見の「advanceスタイル」などがあり、どれを使用するかは初回起動時に選択できる。各スタイルの詳細はスタイルファイル(インストールフォルダ\styles\スタイル名.ini)に記述されている。

関連用語:デザイン

参考ページ:

スタイルシート 【すたいる-しーと】[名] &dagger;

マークアップ言語の見栄えを指定するための言語。HTML 用の CSS、JSS、XML 用の XSL などがあるが、単にスタイルシートとあれば殆どの場合は CSS のことを指す。

通常は HTML ファイルに埋め込まれていたり、リンクされているスタイルシートが使用されるが、場合によっては見栄えが悪く読みづらいことがあるため、Sleipnir 2.xx ではこれを無効化したり自分の好きなものに変更したりすることもできる。

正規表現 【せいき-ひょうげん】[名] &dagger;

メタキャラクタという特殊記号を使用して文字列をパターン化して表現する方法。
正規表現によって複雑な検索条件を指定することができる。

Sleipnir 2.xxは現在の所、スクリプトを使用してのみ正規表現による検索をサポートする。

表現意味例にマッチする文字列
メタ文字以外文字そのものfoo『foo』
|選択hoge|piyo『hoge』,『piyo』
.任意の一字an.『and』,『ant』,『any』など
?有無Goo?gle『Gogle』,『Google』
*閉包Goo*gle『Gogle』,『Google』,『Gooogle』~
+正閉包Goo+gle『Google』,『Gooogle』,『Goooogle』~
[]文字クラス[123abc]『1』,『2』,『3』,『a』,『b』,『c』
[4-8]『4』,『5』,『6』,『7』,『8』
[d-h]『d』,『f』,『g』,『h』
[^]補文字クラス[^123abc]『1』,『2』,『3』,『a』,『b』,『c』以外
[^4-8]『4』,『5』,『6』,『7』,『8』以外
[^d-h]『d』,『f』,『g』,『h』以外
()グループ化Win(Me|XP)『WinMe』,『WinXP』
Goo(gle)?『Goo』,『Google』
\メタ文字打ち消しGoo\?gle『Goo?gle』
\\『\』

セーフモード 【せーふ-もーど】[名] &dagger;

「safe-mode」。英語、コンピュータ用語。
OSやソフトウェアを、付加機能を使用しない限定状態で起動すること。またその起動状態。動作確認や特殊な問題解決などを行う際に使用する。ソフトにもよるが「安全なモード」のことではない。メンテナンス用の特別なモードである場合が多い。
Sleipnirでは2.40正式版よりセーフモードが使用可能となった。「Sleipnir.exe」に引数「-safe-mode」を渡すと、必要最小限のプラグインのみを用いた状態のSleipnirが起動する。

セパレータ 【せぱれーた】[名] &dagger;

メニューやツールバーの中で、アイテムを分類分けするために使われる区切り線のこと。

お気に入り内のセパレータについては、エクスプローラバーのお気に入りパネルや Favorites Editor においても水平線として表示される。

ソース 【そーす】[名] &dagger;

Web ブラウザにおいては HTML ファイルの事を指す。
レンダリングエンジンは、ソースの記述に基づいて画面を構成していく。

レンダリングする前の状態という側面を強調した表現と言えよう。

因みにソースとは英字では source と書き、意味は源。
料理用のたれであるソースは sauce なのでまったく異なる。
リソース(resource)は re-source(資源)という意味である。

タ行 &dagger;

ダイアログ 【だいあろぐ】[名] &dagger;

「dialog」または「dialog box」。ソフトウェアがユーザとの交信に使用する小さなウィンドウのこと。警告を表示するもの、選択肢を出すもの、ファイル読み込み/保存のための画面など、いろいろな種類がある。

タグ 【たぐ】[名] &dagger;

荷札や値札のこと。 HTML 用語では HTML タグのことを指す。

タブと字面や発音が似ており、どちらもブラウザと深い関係にあるので混同されることがある (誤用例:タグブラウザ)。

タグブラウザ 【たぐ-ぶらうざ】[名](誤用) &dagger;

タブブラウザの誤り。

タブタグは字面や発音が似ており、 どちらもブラウザと深い関係にある上、タブブラウザだと発音しにくいためか、 しばしば間違ってタブラウザと書かれる。

複数のウィンドウをタブで切り換えて操作するブラウザなので、 タブラウザが正しい。

多段タブ 【ただん-たぶ】[名] &dagger;

タブを複数行に表示した状態。また、必要に応じてタブが複数行に表示される機能。「タブ複数行」「複数行タブ」とも言われる。

Sleipnir 2.xx では「Sleipnir オプション → Dock → タブ」で「スタイル」を「多段表示」にすると、タブバーが多段タブになる。

タブ 【たぶ】[名] &dagger;

  1. ウィンドウを切り換えるためのボタンのような部分のこと。もとはつまみ・垂れ飾りという意味。
    また、タブを用いてウィンドウを切り換える方式のこと。
    ルーズリーフのインデックスのように、タブごとにウィンドウのタイトルが表示される。
    タブが並んでいる部分をタブバーという。

    通常のタブはクリックして選択することしか出来ないが、 タブブラウザでは右クリックやホイールクリックに任意の機能を割り当てられるよう拡張されているものも多い。

  2. ウィンドウのこと。
    タブブラウザにおいてはウィンドウはタブで操作するのが基本となるため、 ウィンドウのことをタブと呼んだり、あるいは同一、一体のものとして扱うことがある (例:「タブを閉じる」=「ウィンドウを閉じる」)。

  3. タブ文字のこと。tabulator の略。
    水平タブ(ASCII:0x09)と垂直タブ(ASCII:0x11)があるが、単にタブとある場合は主に水平タブを示す。
    Sleipnir においては、Programs.ini の編集時に入力する。

  4. タブキーのこと。
    水平タブを入力するためのキーで、キートップには大抵 TAB と印字されている。
    タブブラウザでは、フォーカスの移動などに使われる。

タブバー 【たぶ-ばー】[名] &dagger;

タブブラウザにおいて、ウィンドウを切り換えるためのタブを並べた部分のこと。 ブラウザによってはタブのほかに、ボタンが付いているものもある。

Sleipnir 2.xx では Dock として実装されており、ビューの上下左右に配置したり、 多段タブとして表示することが出来る。

タブブラウザ 【たぶ-ぶらうざ】[名] &dagger;

複数の Web ページをタブで切り換える方式のブラウザ。 Sleipnir もタブブラウザである。

しばしばタグブラウザと書かれることがあるが誤りである。

タブロック 【たぶ-ろっく】[名・サ変他] &dagger;

リンクを新しいウィンドウで開く際アクティブにせず、 もとのページを表示したままにする機能。

Lunascape やぶら。といったタブブラウザで使用できるが、 Sleipnir には搭載されてない。

Sleipnir でも「新しいウィンドウをアクティブにしない」のチェックを外すと 似た動作にすることが出来るが、その方法では全てのタブに影響するのに対し、 タブロックではロックしたタブの動作だけが変更されるという違いがある。

関連:シフトロックナビゲーションロック

テキストマッチング 【てきすと-まっちんぐ】 &dagger;

主にワイルドカード正規表現で使用される用語。文章内の特定キーワードに一致すること、一致する条件などのこと。
マッチ。

デザイン 【でざいん】[名] &dagger;

一般的には「製品や作品、環境などの設計、構想、工夫等」をいう。

Sleipnirにおいては、「スキン」「スタイル」「一部のSleipnirオプション項目」をひとまとめにした「基礎設定例」をデザインと呼ぶ。
基本的には「スタイル(プラグイン構成や配置)を簡単に変更できる仕組み」と捉えて差しつかえない。

なお、デザインを変更すると一部の設定が変更されるので注意すること。

関連情報:メニューリファレンス|ツール|デザインの変更

デバッグ 【でばっぐ】[名] &dagger;

バグを発見・修正する(取り除く)こと。その作業。
元々の意味は虫取り。バグ(bug)の反対(接尾辞/de)であることを指す。

デバッグエラー 【でばっぐ-えらー】[名](IE) &dagger;

ページ側に記述されているJScript、VBScriptなどのスクリプトがエラーになったときに表示される警告ダイアログ。インターネットオプションで「スクリプトのデバッグを使用しない」のチェックを外した場合に表示される。

ページの製作者でなければスクリプトのエラーを修正することはできないので、[いいえ]を選択するしかない。Sleipnir 2.xxでは「セキュリティ|不要なダイアログを抑制」にチェックを入れても抑制できないので、「セキュリティ|全てのダイアログを抑制」を使用するしかない。

インターネットオプションで「スクリプトのデバッグを使用しない」のチェックを入れるとスクリプトエラーが表示されるようになる。通常はチェックを入れておいた方がよい(スクリプトを埋め込んだページを製作するときは使用した方が便利になるが、一般サイトを閲覧するときは不要)。

ドロップ 【どろっぷ】[名] &dagger;

「drop」。英語で「しずく」「落下」「飴玉」などの意味。

本Wikiを中心に、Sleipnirの機能実装に関する話題で用いられる語。要望されている機能や項目のうち、「廃止」または「実装予定が全くない」と決定されたものをいう。

未実装一覧にある「ドロップ」は Sleipnir の作者自身で書かれたものだが、当初ドロップとは何かを一切説明せずに唐突に記述されたため利用者の混乱を招いたこともある。

PC関連では、マウス操作「ドラッグ&ドロップ」の「ドロップ」を指すことが多い。

ナ行 &dagger;

ナビゲーションロック 【なびげーしょん-ろっく】[名・サ変他] &dagger;

ウィンドウに対して一部の動作を禁止する機能。

ブラウザによって機能内容が若干異なり、禁止する動作をオプションで指定できたり、 ナビゲートロックやタブの固定と呼ぶものもある。

Sleipnir においては、ナビゲーションロックされたウィンドウは以下のような状態になる。

  1. 閉じる動作を禁止
  2. 同ウィンドウ内でのページ移動を禁止
  3. そのページの一部データの送信を禁止
  4. フレームページを更新するとフレーム分解を行う

1.閉じる動作を禁止 … そのウィンドウ(タブ)が閉じられなくなる。 掲示板などで文章を編集中にナビゲーションロックしておくと、 うっかり閉じてしまって苦労が水の泡、のようなことを防げる。 Sleipnir ではオプションの設定によってナビゲーションロックしたタブも閉じられるようにすることも出来る。

2.同ウィンドウ内でのページ移動を禁止リンクは全て新規ウィンドウで開かれる。 一般に検索結果ページなどを固定してリンクを次々に開いていきたい場合に使用する。

Sleipnir ではオプションの設定によって、リンクを新規ウィンドウで開くのではなく 何もしない(ページを移動しない)ようにすることも出来る。

3.そのページの一部データの送信を禁止 … 主にフォームデータの送信である。 例えば1番の例のように掲示板でナビゲーションロックしたまま送信ボタンを押すと、 新規でウィンドウが開くが掲示板上には何も反映されていないはずである。 その場合はナビゲーションロックを外して送信ボタンを押しなおせば良い。 ただし、この挙動については新しいウィンドウで送信するモードも欲しいという要望もある。

4.フレームページを更新するとフレーム分解を行う … フレームやインラインフレームを使用したページを更新したり、ページ側の記述で自動的に更新が行われた場合、否応なくフレーム分解が行われる。

フレームを分解する動作については本来のナビゲーションロックの意図からは外れた動作であり、また必ず分解したくない場合でも抑制することが出来ないことから、賛否両論がある。 Sleipnir 1.xx のあるバージョンでは分解しなくなるように仕様変更されたが、一部のユーザの反対を受けてすぐ従来通りの仕様に戻された。 それ以降、オプションで変更できたりナビゲーションロックとフレーム分解で 別々の機能に分かれたりといったこともなく現在に至る。

機能を覚えられないという人は、重要なページをナビゲーションロックするものと 思っておくといいかもしれない。

関連:シフトロックタブロック

ナビゲートロック 【なびげーと-ろっく】[名・サ変他] &dagger;

ナビゲーションロックの、Sleipnir 1.xx での呼び方。機能は同じ。

ハ行 &dagger;

ハイライト 【はいらいと】[名・サ変他] &dagger;

検索キーワードなどの注目語句を強調表示する機能。

バグ 【ばぐ】[名] &dagger;

プログラムの設計上の欠陥・問題点などのこと。
バグという言葉の印象が良くないために不具合とも呼ばれる。
修正が難しいものや原因が不明なものなどは仕様とされることがある。

パネル 【ぱねる】[名] &dagger;

エクスプローラバー内に表示される機能、および、その表示のこと。
お気に入りパネル、ウィンドウ一覧パネルなど。

引数 【ひきすう】[名] &dagger;

スクリプトやプログラムなどでデータを渡すためのパラメータのこと。
通常、Windows上ではプログラムに渡す、コマンドライン引数のことを指す。

『いんすう』と読むと因数と混同するので、『ひきすう』と読まれるようである。

関連ページ:Sleipnir コマンドライン

ビュー 【びゅー】[名] &dagger;

「view」。英語で「眺め」などの意味。
Sleipnirでは、ウィンドウの「Webページが表示される部分」をいう。

表示に使用されているレンダリングエンジンによって、呼称や動作、機能や役割などが異なる。通常の「Tridentビュー」、Gecko使用時の「Geckoビュー」、お気に入り整理用の「Favorites Editorビュー」など。

フェンリル株式会社 【ふぇんりる-かぶしきがいしゃ】[名] &dagger;

Sleipnir 2.xxの開発元。
1.xx時代は個人で開発していたが、作者が開発に専念するために起業したことはユーザー達を大いに驚かせた。 代表取締役社長は柏木泰幸

ネーミングの由来はプレスリリースによると、

会社名の「フェンリル」は北欧神話に登場する地を揺るがすものという巨大な狼を意味しており、
フェンリル株式会社がプロデュースし提供するサービスが、常に、ユーザーの皆様にとって
地を揺るがすほどの感動を与えるものであり続けたいという願いを込めて決定したものです。

参考リンク

フォーカス 【ふぉーかす】[名] &dagger;

キーボード入力を受け取れる属性のこと。入力フォーカス。

画面上にはキーボードで操作できる部分が複数表示されるが、キー入力に対しそれらが一斉に反応してしまうと操作に混乱をきたす。このため、多くの場合「ある時点において入力を受け付る部分」は「一つ」に絞られるようになっている。

focus の本来の意味は焦点
操作対象の焦点を差すことからこの名がついた。

ブックマーク 【ぶっくまーく】[名] &dagger;

お気に入りとほぼ同義。

「お気に入り(Favorites)」は IE の用語であり、他のブラウザでは同様の機能を「ブックマーク(Bookmark)」と呼んでいる場合が多い。 ただし、IE コンポーネントブラウザでは IE と同様、「お気に入り(Favorites)」が使用される傾向にある。

ブックマークレット 【ぶっくまーくれっと】[名] &dagger;

ブックマークお気に入り)に、URLではなくJavaScriptを登録しておくこと。そのブックマークを開くと、記しておいたスクリプトが実行される。

Sleipnirはブックマークレットに対応しており、お気に入りをクリックした時に新しいウィンドウを開く設定にしていても、ブックマークレットをクリックした場合は新しいウィンドウを開かずアクティブなウィンドウに対してスクリプトを実行する仕組みが取り入れられている。

なお、アドレスバー拡張メニューについてもアクション名やフォルダ名に何故か「bookmarklet」という単語が用いられている。混同しないよう注意(基本的には同じスクリプトを実行できる)。

プニル 【ぷにる】[名] &dagger;

Sleipnir の通称、あるいは愛称。

ぷにるたん 【ぷにる-たん】[名] &dagger;

Sleipnir ユーザーが考案した Sleipnir の擬人化キャラのこと。

なお、現在 Sleipnir の擬人化キャラは以下のものが確認されている。

プラグイン 【ぷらぐいん】[名] &dagger;

英語。「plug-in」。ソフトウェアの外部部品として機能するプログラム。主に連携先ソフトの機能を拡張するために用いられる。日本では、対応画像形式を増やす「Susieプラグイン」、ファイルの圧縮解凍を行う「統合アーカイバDLL」が有名。

Sleipnirのプラグインは1.xx用の「*.spx」と、2.xx用の「*.fx」に分かれている。Sleipnir 2.xxでは、プリッジプラグイン(SpxAdaptor)を使用することで 1.xx 用の *.spx も組み込むことができる。

Sleipnir 2.xxでは、ツールバーやお気に入りといった基本的な機能までもがプラグインとして提供されている。そのため、プラグインを付け替えることでかなり踏み込んだカスタマイズが可能となっている。また、機能がプラグイン化され分割されていることで、細かな機能拡張が容易になっている。

ブラクラ 【ぶらくら】[名] &dagger;

ブラウザクラッシャー(browser crasher)の略。

受信者のネット閲覧を妨害するため、悪意で故意に作られた欠陥Webページのこと。
過度の負担がかかるレイアウトを表示させるページ、スクリプトによって多数のウィンドウを連続で開き操作を難しくするページ、レンダリングエンジンの不具合を突きブラウザにエラーを発生させるページなど。

いたずら目的のものが多いが、中には本当にブラウザやシステムをクラッシュ(破壊)させるものもある。セキュリティソフトの導入、OSやブラウザのバージョンアップで多少は無効化できるが、そもそも不審なリンクはクリックしないことが大切。

関連情報:FAQ|Q.エラーによる終了後、再び起動しようとするとまたエラーで終了してしまいます

フレーム 【ふれーむ】[名] &dagger;

Webブラウザのビュー画面を分割して複数をWebページを同時に表示するHTML技術のこと。
典型的な例としては左右に分割して左にメニューを表示し、それをクリックすることで右の表示内容が切り替わるというものである。

また、Webページの内側に別のWebページを表示する手法をインラインフレームと呼ぶ。

フレーム分解 【ふれーむ-ぶんかい】[名] &dagger;

表示されたページでフレームが使用されていたとき、それぞれのフレームを別々のウィンドウで開く機能のこと。

アドレスバー拡張メニューの「フレーム分解」から呼び出すことができる。また、ナビゲーションロックの副作用で勝手にフレーム分解が行われてしまう場合もある。

フローティング表示 【ふろーてぃんぐ-ひょうじ】[名・サ変他] &dagger;

常に他のウィンドウより前面にウィンドウを表示すること。
タブブラウザの中にはエクスプローラバーをこのフローティング表示にできるものがあり、Sleipnir も 1.66 では対応している。

エクスプローラバーをこのフローティング表示すると、エクスプローラバーがページ(ビュー)に重なるように表示されるため、エクスプローラバーの表示・非表示を切り替えてもページのレイアウトが変更されずにすむ。

表示・非表示を切り替えた際に勢いよくページへ覆い被さるさまから、一部では「ぬん!」とも呼ばれている。

プロキシ 【ぷろきし】[名] &dagger;

Proxy Server。直訳すると代理サーバ。

内部のネットワークから外部(インターネット)に接続する際に中継となるサーバ。以下の用途などに使われる。

  • 回線速度が遅い場合、プロキシサーバが一度アクセスしたコンテンツを保存しておき、次回アクセス時はそのデータを返すことで、アクセスを高速化する。
  • ファイアウォールを設置して内部のネットワークとインターネットとの接続を制限した際、正規の通信のみを通過させるためにプロキシサーバを経由させる。
  • コンテンツフィルタリングを行う。Proxomitron やi-フィルターなど。
  • 自分の身元を隠したり、地域的なアクセス制限を回避するための匿名プロキシ。

Sleipnir では「プロキシ」メニューにて以下の接続方法から選べる。

  • ダイレクト接続(プロキシサーバを使用しない)
  • インターネットオプションで接続(インターネットオプションで指定したプロキシサーバを使用する)
  • Sleipnir で入力したプロキシサーバを使用

ページ検索バー 【ぺーじ・けんさく・ばー】[名] &dagger;

表示したページの内容を検索するための Dock。 標準では Ctrl+F キーで、検索ダイアログの代わりに表示される。

検索ダイアログを表示する Internet Explorer の検索機能では不便なこと、 検索バーは検索サイトの機能に特化させる、 という理由から考案された、ページ内容の検索に特化した機能である。

バーという名だが実際には Dock として実装されており、 ビューの上か下にドッキングすることが出来る。

ページブロック 【ぺーじ-ぶろっく】[名] &dagger;

Sleipnir 2.xxが持つ機能のひとつ。特定のページを表示しないよう設定できる機能。「ページブロックマネージャ」にて対象ページタイトルまたはURIを登録すると動作する。
URIアクション」が「特定URIを他の方法で開く」ことを主眼にしているのに対し、こちらは「特定ページを開かない」ためのもの。

法人 【ほうじん】[名] &dagger;

人以外で、法律上の権利義務の主体となることができるもの。
法律は原則として にのみ適用されるが、それでは企業間の商取引ができないなどの問題が生じる。
そこで、企業・団体などを法律上の として扱うことで企業間や企業と人との間で商取引や訴訟が起こせるようにしており、 この場合の「法律上の として扱う企業・団体」を 法人 と呼ぶ。

2.00 から Sleipnir の開発元が個人から法人に変わった。

なお、しばしば「個人から法人になったのだから公開ソフトの質にもっと責任を持つべき」という意見が出るが、あくまでも 法人 は「法律上の として扱う企業・団体」であり、開発元が個人から法人になっても配布形態はフリー(無料)のままなので、配布ソフトに対する責任は個人開発の時と変わらない。(責任が変わるかどうかは料金ではなく使用許諾契約の内容による)

法人も個人も適用される法律はほぼ同じである。 しかしながら、フェンリル株式会社は株式会社であるため、法律で規定された範囲で株式会社としての責任(株主に対する責任、社会に対する責任)を負う。

ホームページ 【ほーむぺーじ】[名](多義語) &dagger;

この語句は複数の意味を持っているので注意が必要である。
Sleipnirを利用する上ではそれらを使い分けなければならない場合がある。

  1. ブラウザで最初に表示される、或いは様々な場面で起点となるページのこと。
    スタートページと呼ばれることもあるがSleipnirではスタートアップURLという機能が存在するため、通常通りホームページと呼ぶべきだろう。
    また、"ホーム"ボタンや"新規作成"でも表示されるなど、スタートページでは不適切な場合もある。
  2. Webサイトで起点となるページの事。トップページフロントページ
    1で登録するサイトがトップページであることが多いため派生したと思われる。
  3. インターネット上に存在するページのまとまり。Webサイト
    2の意味が更に広がったものだと思われる。

2と3の意味に関してはSleipnirの話をする場合は同じ意味として挙げた他の言葉を使用した方がいいだろう。

北欧神話 【ほくおう-しんわ】[名] &dagger;

北欧の神話。
Fenrir 株式会社/Sleipnir 及びその関連製品などにはやたらと北欧神話関連の名称(北欧神話からの出典)が多い(?)。

ポップアップ 【ぽっぷあっぷ】[名] &dagger;

画面最前面に開かれる表示方法、表示物。以下の略称である場合が多い。

  1. ポップアップウィンドウ
    JavaScriptなどによって自動的に開かれるウィンドウ。
  2. ポップアップメニュー
    普段は表示されていないが(マウス操作などで)画面上に飛び出すように表示されるメニュー。

ポップアップブロック 【ぽっぷあっぷ-ぶろっく】[名] &dagger;

Sleipnir 2.xxが持つ機能のひとつ。ポップアップウィンドウ(JavaScriptで開かれる広告など)を自動的に抑制する。ポップアップの表示を許可するURI(ブロックしないURI)も設定できる。

マ行 &dagger;

マウスジェスチャ 【まうす-じぇすちゃ】[名] &dagger;

マウスの特定の動作にアクションを割り当てる機能のこと。
マウスの右ボタンを押してから離すまでの間の動作をチェックし、あらかじめ登録しておいたジェスチャと一致すれば、そのアクションが実行される仕組み。

よく使う機能を登録しておけば、いちいちメニューやツールバーまでカーソルを移動させる必要がなくなり操作性は向上する。

マネージャ 【まねーじゃ】[名] &dagger;

「manager」。コンピュータ用語では「管理プログラム」のこと。
Sleipnirでは「ポップアップブロック」「ページブロック」「URIアクション」「スキン」「プラグイン」「プロキシ」などの機能に対し、それぞれのマネージャが用意されている。それぞれの機能へ設定をする際に使用する。

メジャーバージョンアップ 【めじゃー-ばーじょん-あっぷ】[名] &dagger;

ソフトウェアやハードウェアなどの大幅(メジャー)な改訂のこと。

大抵は、性能・見た目・操作性・ソースコード・内部構造などが大きく変更された場合や従来との互換性がない場合などにメジャーバージョンアップとされる(Sleipnir では 1.66 から 2.00 へのバージョンアップが該当する)。

しかし、しばしば営業上の理由で小規模な改訂であってもメジャーバージョンアップとされることもあり、どの程度の改訂がメジャーバージョンアップに相当するのかははっきりと決まっているわけではない。多くはソフトウェア製作者の判断に委ねられている。

参考(外部サイト):梅田ではたらく社長のblog : Sleipnir 2.5 リリース

メタサーチ 【めた-さーち】[名] &dagger;

一度に複数の検索エンジンで検索する機能やサービスのこと。「メタ検索」とも。

参考:SearchEngineList.xml|Request

ヤ行 &dagger;

ユーザ インターフェース 【ゆーざ-いんたーふぇーす】[名] &dagger;

ユーザーがソフトを操作するための方法や、ソフトからユーザーに提供される情報などの表示のされ方などを指した物。

曖昧だが、人間とコンピュータとの“対話方法”と考えると分かり易いかもしれない。

ユーザーインターフェースには大きく分けてGUICUIの二種類がある。

ラ行 &dagger;

リソース 【りそーす】[名] &dagger;

ソフトウェア自身が使用するビットマップやアイコン、テキスト等のデータのこと。

通常は実行ファイルやDLL等に埋め込まれていることが多いが、Sleipnir 2.xxでは外部ファイル化してあるためユーザーが直接カスタマイズ可能な状態となっている。

リファレンス 【りふぁれんす】[名] &dagger;

リファレンスマニュアル(reference manual)。直訳すると「参考文献」の意。
コンピュータでは「ハードウェアやソフトウェアの機能一覧を解説したマニュアル」を意味する。
たとえばプログラム言語処理系のリファレンスマニュアルなら、言語仕様を一覧にしたものがリファレンスマニュアルとなる。

参考:Sleipnir 2.xx リファレンス

リンクバー 【りんく-ばー】[名] &dagger;

お気に入りの一部を表示するツールバー。SleipnirではIEと同じく、お気に入りにある「リンク」フォルダの中身が表示されるようになっている。パネルビューなどから、リンクや文字列などをドラッグで追加できる。

よく使うお気に入り、RSSダイナミックフォルダブックマークレットなどを配置し、いつでもクリックできるようにしておくのが一般的な使い方。タイトルを削ってアイコンのみ並べる、メモ的なものを書いて貼るなど、人によって用途はさまざま。

なお「リンクバー」は機能としての名称。この機能を提供しているプラグインの名は「PersonalBar」。

参考ページ:

レンダリングエンジン 【れんだりんぐ-えんじん】[名] &dagger;

rendering engine、描画エンジンの意。
「レイアウトエンジン」、または単に「エンジン」とも言う。
HTMLの文章データを解釈し、データに付けられた条件や特定のルールにしたがって、適切な形に表現しなおすソフトウェア部品。

Webページはリンクや画像などが表示されているが、見た目このままの状態でサーバーから取得しているわけではない。 サーバーからHTMLの書式で書かれたデータを取得し、それをレンダリングエンジンが解釈してリンクや画像を画面上に描いている。

レンダリングエンジンには複数の種類が存在し、各レンダリングエンジンによって描画のされかたが異なる。 多くの場合違いは微妙だが、時には全く異なる表示をしたり、レンダリングエンジンによっては正常に表示されないこともある。 これは各レンダリングエンジンでHTMLの解釈の仕方が異なったり、一部のHTML書式に対応していなかったりするために起こるもので、Webページ作成者の悩みの種にもなっている。

レンダリングエンジンの種類は多数あるが、ソフトウェア部品としては「IEコンポーネント」「Gecko」「KHTML」が有名。 既にあるレンダリングエンジンを利用することで、ブラウザ開発は格段に容易となる。 主なレンダリングエンジンとブラウザについては、Wikipediaの記事(HTMLレンダリングエンジンウェブブラウザ)等を参照されたい。

Sleipnirは「IEコンポーネント」に完全対応、「Gecko」に仮対応の状態にある。

連番URL 【れんばん-ゆー・あーる・える】[名] &dagger;

連続した数値が含まれる複数の URL を一つにまとめて書き表したもの。 ダウンロードツールで連番 URL を自動的に展開してそれぞれの URL をダウンロードする、というような用途で使われる。

例えば「http://www.example.com/index[00-03].heml」という連番 URL を展開すれば

http://www.example.com/index00.heml
http://www.example.com/index01.heml
http://www.example.com/index02.heml
http://www.example.com/index03.heml

となる。

ローカライズ 【ろーからいず】[名・サ変他] &dagger;

ソフトウェアを各国語に翻訳すること。

当然ながら母国語のままでは海外の人達が使用するには負担が大きいので、海外のユーザーを取り込むためには翻訳作業は不可欠になるわけだが、Sleipnir 2.xxは当初からローカライズ化を強く意識した仕様であるため、比較的容易にローカライズすることができる。

ワ行 &dagger;

ワイルドカード 【わいるど-かーど】[名] &dagger;

テキストマッチングで使用する。状況によって変化する文字列を指定するための特殊な表現。

マッチさせる文字を指定する際に、クエスチョンマーク(?)とアスタリスク(*)を含めることで使用できる。

?
任意の一文字にマッチ
【例】
a?b
という表現を使用した場合、
aab
abb
axb
というような文字列がマッチする。
aaab
ab
にはマッチしない。
*
任意(0 文字以上)の文字列にマッチ
【例】
a*b
という表現を使用した場合、
aaaaaab
abbbbbb
axyzb
ab
というような文字列がマッチする。

Sleipnir 2.xx ではURIアクションページ検索バーでのリンク抽出で使用できる。
MS 製品では MS-DOS 時代から利用されていた。 Windows においては主にファイルオープンダイアログやファイルセーブダイアログにおいて表示される「*.*」などがワイルドカードである。

人物 &dagger;

項目が増えてきたため人物は 用語辞典/人物 に移動しました。


*1 より正確には HTML レンダラーである mshtml.dll のコードネームが Trident で上位に位置する shdocvw.dll が WebBrowserControl(mshtml+shdocvw.dll=WebBrowserControl) になる

Last-modified: 2020-12-09 (水) 10:42:53 (2d)